【新唐人2013年12月11日付ニュース】12月8日 、ウクライナの反政府デモが3週目に入りました。ウクライナ政府がEUとの連合協定の署名を見送り、ロシアと中共に助けを求めたことが引き金となりました。8日には共産主義とレーニンに矛先が向かれ、デモがさらに激化しました。
中共はデモの真相を隠していますが、 数十万のウクライナ市民が首都のレーニンの銅像を引き倒し、レーニンは匪賊で邪教であると宣告。全国にレーニンの銅像や全ての宣伝品を処分するよう呼びかけ、大統領の即時退陣を求めました。
歴史の面から言うと、ウクライナは共産主義の被害をひどく受けています。1923年〜1933年の間 、スターリンの「農業集団化運動」の影響で、旧ソ連では大飢饉が発生し、ウクライナだけでも250万〜480万人が餓死しました。証拠が示すところによると、餓死者が出た原因は旧ソ連が「大飢饉」を利用して、ウクライナで民族浄化を図ったからでした。
地理と政治の面から見ると、ウクライナは中国とロシアに隣接し、明らかに2国に影響されています。特に共産主義の旗印を掲げている中共は、旧ソ連の古い軍事技術を獲得するため、ずっとウクライナ統制を試みています。ウクライナは共産党の圧迫から脱却はできたものの、共産主義を徹底的に排除していません。今回EU加盟をめぐって、デモが起きた深層の原因は、共産主義の清算を求める民衆と利益のために中共に頼る当局の矛盾で、それが今回爆発したのです。
ウクライナの大統領は民意を汲み取るどころか、12月3日、北京に飛んでいき、中共に助けを求めました。中共は引き続きウクライナの宇宙開発・航海技術の獲得のために、一気に80億ドルの援助を与え、同時に核でウクライナを守ると宣言しました。どう意味でしょうか?表面上では、ウクライナは核を放棄したので、核兵器の威嚇にさらされた時、中共は核による保護を与えるとのことです。しかし、中共は今ウクライナを守るのではなく、核をもってウクライナ国民を威嚇しているのです。「親中共大統領を倒すな」と。2013年末、ウクライナでEUに傾く兆しが現れ、北朝鮮は新中共派官僚を粛清し始めています。中共は東シナ海で自らトラブルを起こし続けています。国際社会で完全に孤立するまであと一歩です。
本日のマイクロニュースはここまで。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2013/12/09/atext1020436.html (中国語)
(翻訳/坂本 映像編集/工)